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2013/3/6 ブリューパブ起業目指します!

3月も数日経ちまして、とりあえず無職を堪能しております。

とはいうものいつまでもぼーっとしてもいられないので、

今後について考え中です。

あえて宣言する必要もありませんけど、

やりたいことが明確になったのでこの度会社を辞めました。

このブログタイトルも「フードビジネス起業ブログ」ですし、

いいカゲン、起業について動かねばなりません。笑

FBでもプロフィールに書いてますが、

母の経営する飲食店が、道頓堀にあります。

鉄板焼き・ステーキハウスという業態で、流行りの変わり種串鉄板焼きみたいなのではなく、

オーセンティックといえば聞こえのいい、バブル期に流行った最高級霜降り黒毛和牛をウリにしたステーキハウスなのです。

正直、時代とは逆行しているものの、ベテランシェフには昔からのお客様もおられますし、お金を持っている人はやはりどんな時代でもいるもので、なんとか今月でオープンしてから5年目を迎えることができました。

私自身、もともと調理師として働いてましたし、この2年間、微力ながらウェブ販促に力を入れて、繁忙期にはサービスもお手伝いして、今年に入ってからは、簡単な食材なら鉄板でも調理して、売上アップ、利益確保に努めてきました。

ので、このステーキハウスをさらに盛り上げて、次の展開につなげて行くのがまず第一の私の目標です。

しかしまぁ、かと言ってこのお店を自分でやっていく、継ぐ、という決心がなかなかつかず。

(普通に考えれば、そうするのが順当、というのはもちろん理解してますが。。シェフの年齢もそろそろ引退を視野に入れる頃合かもしれませんし、次の展開を考えれば、自分くらいの年齢の人材が必要なのは明白なので。。)

結局、自分のわがままで自分のやりたいことと違うことをやりたくないだけなのです。はい。すいません。

じゃあ何がやりたいのかってことなんですが、

この5年くらい、自分は何をビジネスにするのか、そのタネをずっと探してました。

好きなこと。興味のあること。やりたいこと。

自分の仕事面のミッションステートメントをあえてここで発表しますが、

「人・社会に新しい価値を与え、幸せにする独創的アイデアを自ら現実化し、プロフェッショナルとなる。素晴らしい仕事を、信頼できるたくさんの仲間と相互依存の関係を築き、さらに多くの人々を巻き込んで広げていく」

という長ったらしいもので、年々アップデートするうちにこうなりました。笑

このミッションステートメントを達成するためのスタートになる、

ニッチで、ローカルで、自分の手で創る商品・サービスは何かないかしらんと探していたのです。

やっぱり「食」と、やっぱり「酒」でした。

昨今のクラフトビールブームは、自分自身ビール好きにしてくれるきっかけでもありました。

なので、自然とビールでどんな仕事ができるのか考えてきました。

関東圏に乱立中のクラフトビールに特化したバーやパプ、ベルギービール専門店、輸入ネット販売とかも色々考えてみましたが、どれもこれも今から自分で始めるには、独自性という点で魅力に欠けました。

醸造にも興味がわいてきたので、地ビールの仕事も考えてみましたが、ビジネスとして設備産業、工業製品としてのプロダクトの面が色濃く、「食」から離れてしまう気がします。

関西に帰ってきて、クラフトビールブームがじわじわ来てるのを感じますけど、関東ほどでもなく、爆発的に流行りそうな感じはまだ先になりそう。

そもそも関東でも感じてましたが、クラフトビールの欠点は、その価格が高いことだと思います。安くてウマイが基本の関西で、クラフトビールがどこまで浸透するか、個人的には疑問でした。

と色々考えるうちに、パブ形態の飲食店はやりたいけど、ただ商品を仕入れて販売するだけはしたくない。かといってラインナップを増やすことで差別化すると、色んな面でコストが上がって、さらに価格は上げないといけない。

「新しい価値を与えて」「多くの人を巻き込んで」いこうと思ったら、門戸を広げたいから単価はあげたくない。その上で利益もあげて多店舗展開したい。

そんなことを考えてる時に話題になりつつあったのが、ブルーパブでした。

ビールの醸造設備を併設した飲食業態。

いわゆる地ビール醸造所が、醸造所のついでにレストランを併設することはよくありますが、パブやレストランが自店舗で提供する目的で、醸造設備を有するパターンは多くはなく、調べても関東で数店舗あるだけです。ましてや関西では、どうやらまだ無いようなのです。あるのかもしれませんが、話題にはなってないもよう。

なので私は、関西でブルーパブをやることにします。

旨くて安い多種多様なオリジナルのビールを、関西で地域密着で自分の店で販売して、広げていく。

こりゃもう面白そうです。自分の考えてきたミッションステートメントとも合致します。

もちろん、自分がやってきた業態と全然ちがうものなので、

その道のりはかなり遠そうです。笑

まずは醸造の技術を習得しなければいけないこと。

さらにネックなのは、ビールの醸造免許取得がハードルが高いこと。

しかしこれは、産業障壁のジレンマであって、クリアしてしまえばそれが大きな差別化になるメリットそのもの。

自家醸造することで、どこまでコストが抑えられるのかはまだまだわかりませんけど、東京で多店舗展開し始めたブルーパブのとこにも行って聞いてみよ。

初期投資を抑えることで、許可自体もおりやすくなるようだし、価格も抑えられるし、そのあたりも知りたい。

というわけで、ビールの勉強もパブの勉強もしないとなので、

梅田のエールハウス加美屋さんでも勉強させてもらうことにしました!

http://r.gnavi.co.jp/kafb500/

(勝手にリンクすみません。。)

ので、ステーキハウスには高くて行けんわ、という方はぜひ加美屋さんにお越し下さい。笑

その際はぜひ前もってご連絡をお願い致します。

けっこう夢みたいな話で馬鹿だなーと思われそうですが、

本人は至って本気です。家族にも負担かけるので、やるなら本気でやらんといけません。

ビール醸造の技術を手に入れたいので、もし何か情報をお持ちの方はお教え頂ければ幸いです。

というわけで、私はブルーパブで起業します。というご報告でした。

遠い道のりも楽しんで現実化していきます。